ゴム動力 プラ子の日記  〜 第148回 〜

    

6月25日(日)  ごく普通の日記

MG最新号が届いた。日本の戦闘機は全部零戦だと思っていたような私は、もう正座してお詫びするしかない。これは保存版だと思う。それから荒川さんの作品が超かっこいい!夢に出てきそうな場面だった。 う〜〜 自称ジオラマウォチャーとして、殿堂入りにしたい作品ざます!(興奮気味)

■このところ、パソコンがない環境にいることが多いが、パソコンショップの閉店セールでTVキャプチャーを買ったので、パソコンに組み込んでみた。でテレビを見る機会が増えた。すると普段だったらぜったいしないことをしてしまうようになった。

たとえば、木村拓哉の富士通パソコンのコマーシャルで、「地底人の秘密」と検索、と画面に出るとする。

普段なら「また今度忘れてなければね〜」で、結局忘れて終わるのだが、つい、便利にその場で検索してしまう。そうすると、地底人が誰かを突き止める楽しげなパズルなんかがあって、ついつい遊んでしまう。その過程で富士通パソコンの説明をどっぷり聞いてしまう仕組み。まさに企業の思惑通りの素直な視聴者である。

あぁ、地底人ってあの人だったのか。

この状態で、LIFEカードのCMみたいに、「続きはウェブで配信中」と言われたら絶対見るだろう。

■さて、今週も、土日とも田舎の運動公園へ。

土曜日は、近道をしようといつもと道を変えたのが失敗の始まりだった。右か左かまっすぐか!という選択を、たぶん全部はずしたのだ。「安倍川の対岸を上流に行けばあるはず」の運動公園になかなかたどり着けず。おかし〜なぁ〜、おかしぃなぁ〜と首をひねりながら、見慣れた風景にも、巡り会わないまま、かなり上流まで行き過ぎてしまった。その後、戻ればあるかと思った道も、いつの間にか下流に行きすぎていた。一度も誘導看板を見つけられなかった。目印の安倍川はそこにあるのに、なぜだ・・・

ギブアップ。遙かに見えた特徴ある安倍川橋まで戻り、やり直す形でいつもの道をまた上った頃には家を出てから1時間半が経っていた。本来なら30分(片道13キロ)で着くのになにやってんだか・・・。あとで地図で分析してみるつもりだ。

で、練習に遅刻確定の2号は後ろの座席で「カーナビ買ってよ・・・。」と半べそ。まぁ、その日は練習だけだし、泣くこともかなろうに。かーさんが悪かったよ・・・。機嫌直して走っておいでよ・・・。そして、私は駐車場で読書。

帰りは本来通りたかった近道(?)を逆にたどり、要所要所の風景や標識を頭にいれた。次回はぜったい大丈夫。

思えば、1号の入試の日も、前日に練習したにもかかわらず、一本道をまちがえたところからとんでもなく遠回りをして冷や汗をかいた。結局、到着がビリだったんだよな。あのときも同じことを言われたっけ。「カーナビ買ってよ・・・。」  かーさんが悪かったよ・・・

携帯の小さな画面で地図を見るのは妙に面倒だった。カーナビは高いので、とりあえず、大きな地図でも買って対処しよう。

■そして、本日日曜日は、新しい宇多田ヒカルのCDを聞きながら、ドライブ気分で無事に到着。道中「この道は?まさか近道じゃないでしょうね」とか、後ろの座席からのチェックが厳しかったが。

待ち時間に読みかけの本を広げた。今日は「沈まぬ太陽」の3巻。あの日航機墜落事故の場面だった。もう涙が止まらなくて、車の中で鼻をかみながらの読書となった。鏡をみたら鼻の頭がテッカテカ。もう勘弁してください、山崎豊子様・・・。

この小説を読んでいると、見えないところでどれだけの人が大変な思いをしながら生きているかと、考えさせられる。想像を絶する苦悩や気力体力の限界を感じても尚、人間は頑張るのだ。こうやって小説を読むことで、他人の人生を疑似体験でき、それまで気づかなかったことに気づくことができるということは、一度きりの人生において、大変「お得なこと」だと思う。

で、3巻だ。悲壮なストーリーの中に入り込んでしまい、胃が重くなり、胸が詰まる。・・・ふと目を活字からはずすと、そこはいつもの山間の運動公園の駐車場。緑の中を少年少女たちが汗を輝かせながら走り過ぎていった。

朝、6時半に家を出て、結局、大会が終わって帰路についたのが夕方の6時過ぎ。なんという拘束時間の長さ!今日はさすがに途中で買いものに行ったり、家に戻ったり。これがお当番の日はずっと付き添いなんだから、大変だなぁ。

お当番以外の日は、読書三昧、近くにレトロな釣り堀や、温泉も見つけたので、これから楽しめそうだ。そう、この時間は貴重なんだから楽しまなきゃな。自分が同じ競技を同じ年齢でやっていたからこそか?、熱を入れて息子の練習を真剣に見守ったり、あれこれアドバイスをする気などサラサラ無い、ちょびっと薄情な私である。

以上・・・普通の日記でした。

HOME    プラ子の日記の表紙に戻る