ゴム動力 プラ子の日記  〜 第185回 〜

平成19年 8月16日(木) 次郎と東京へ 〜六本木ヒルズから麻布十番商店街へ〜

夏休みになりました。時に沈んでしまうときもありますが、おおむね平和に過ごしています。沢山のメッセージを頂きましてありがとうございました。

あまりに毎日暑いので、ちょっと背景を変えてみました。涼しい水色に、かき氷(甘露味)の白。どうでしょう、氷を削るシャッシャッシャっていう音が聞こえてきませんか?風鈴の音も!ほら、体感気温が・・・ 変わりませんね。 無駄な抵抗か。ははははは


     8「シャッシャッシャッシャッシャッシャシャッシャッシャッシャッシャッシャ・・・・」

     8「シャッシャッシャッシャッシャッシャシャッシャッシャッシャッシャッシャ・・・・」

     8「チリン チリーン♪ チリン チリーーーン♪」



さて、11日から2号と東京へ行ってました。

東京湾の花火大会が見えるホテルが取れたこともあり、前日入りして夕方から翌12日のワンフェスの準備をすることになっていたので、せっかくだからと、土曜日は朝早めに静岡を出て、六本木ヒルズに向かいました。お目当ては、私の大好きなアクアリウムです!森ビルのてっぺんで、小さい規模ながら、素敵な「天空の水族館」という催しを期間限定でやっているのです。

森ビルといえば、思い出すのがクリスマスの夜。キングコング展の関係者である海洋堂さんと行ったのに、恋人同士で大混雑、結局森ビルのキングコング展会場へ向かうエレベーターにも乗れないどころか、お茶の一杯も飲めずに帰ってきたのは1年半前のことです。そういえば、そのときも2号が一緒でした。

今回は、私がはりきりすぎてかなり早く着いてしまい、文句ブーブーの息子ですが、毛利庭園でゆっくりしたあと、ちょうど開催していたテレビ朝日さんのイベントで中継車に入ったり、テレビカメラを動かさせて頂いたりと、楽しく過ごしたようです。

で、アクアリウム。

それは私ににとっては、まさに生きているジオラマ

眺めているだけで心が安らぎますし、その限られた範囲を自分ですべてプロデュースする悦びは、昔から漠然と求めていたもの。レゴでの家づくり、秘密基地作り、間取り作り・・・そして、ジオラマ鑑賞。これまで時間を忘れてやってしまったことの、延長線上に、これがありました。昨年、このネイチャーアクアリウムに出会ったときに「こ、これだ!」と思った感激は今でも忘れられません。

私はジオラマを見るのが大スキなのですが、特に緑が多いジオラマにはものすごく心を引かれます。そんな私の「ツボ」を、ぐりぐり押してくれるのが、ネイチャーアクアリウムなんです。あぁ、熱く語ってしまいそう・・・(笑)

六本木ヒルズ森ビルの「天空の水族館」には、海水魚の水槽もありましたし、おしゃれで趣向を凝らした水槽が沢山ありましたが、私が心引かれるネイチャーアクアリウムは、そのうちの6本。

そして、その中に、私の好みにバッチリはまる水槽が1本あったのです!

「これは・・・凄い・・・素敵・・・ すてき・・・ ステキ・・・」

まさに、一目惚れです。しばらく見とれてしまい、離れられずにいました。図録もないし、撮影も禁止。でも、いつかもう一度、なにか雑誌やネットで出会える日もあるかもしれない。これっきりになりたくないよぉ〜 という気持ちで、作者と、題名、そして、簡単なレイアウト図を、まっくらな会場でメモしてきました。

さて、時間はあっという間に過ぎ、そろそろ有明に向かう時間になりました。麻布十番の駅に歩く途中の商店街に有名な鯛焼き屋さんがあると聞き、行ってみたのですが、50分待ち・・・ 諦めて、すぐ近くの小さな熱帯魚屋さんに入ってみました。 私のお気に入りのブランド(ADA)を取り扱う店でした。それだけでかなり好感度アップ! 模型でいうなら、タミヤさんみたいなブランドという印象。勝手ながら、ですが。

普段私が行く店もADAの取扱店で大変親切なのですが、照明器具などはお取り寄せとなるため、現物を見比べることができず、決めかねているものもあったのです。この麻布十番の店「GINSUI」さんには、その現物があり、しっかり見比べることができたのが大変嬉しいことでした。 照明によって、陰のでき方が全然違うのです。それだけで水槽内の印象がかなり違うことが分かったし、自分の好みがどちらか、も、はっきり分かりました。これは収穫大!

で、店の人にいろいろ説明をしてもらいながら、なにげなく今行ってきた森ビルの話をしましたら、

「この店も一本ですが水槽を出してますよ。」

「へぇぇ どんなのですか?」

「流木が沢山生えてるやつですけどね・・・」

「・・・・それって、もしかして・・・これですか?」

私がメモしてきた水槽の題を見せると、

「そうですよ」

「ひえぇぇええ〜〜〜〜!」

一目惚れしたあの子に、いつかもう一度会いたい・・・・、と思っていたら、その1時間後に偶然訪ねた家が、なんとその子の家だった! こ、これは運命だ!!!って感じですね。(笑) 聞けば、数年前には、私が通う店のオーナーさんやお客さんが毎回応募している権威ある「レイアウトコンテスト」で優勝経験のある方の作品だとか。やはりただ者ではなかったのだ・・・

結局作者の方はお出かけ中でしたが、スタッフの方にいろいろまたお話をお聞きしてしばらく過ごすこととなり、退屈していじけ気味の2号を連れて地下鉄の駅に向かったのは、1時間後ぐらいかなぁ?

「おかあさん、、、鯛焼き、やっぱり予約しておいたら良かったね。余裕で買えたじゃん」

「あ、ほんとだね〜 時間たっちゃったね〜」

「あ〜あ、疲れちゃったな。甘い物食べたいな」

「まぁまぁ、待ってて。あとでなんかおいしーもの買ってあげるからさ。」

そんな話をしながら、有明に向かったのでした。

電車の中は、浴衣姿の若い恋人同士であふれておりました。

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で、今日は早速、その水槽の真似っこをしようと、流木と水草、砂を買い足してきました。

今からその作業です。

ワンフェス(燃えた2号)、そしてディズニーランド(睨むプラ子)のお話はまた今度。ではでは。 

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