ゴム動力 プラ子の日記  〜 第33回め〜  

 

平成16年

12月15日(水)  

何気なくヤフーでプラ子と検索したら、なんとプラ子の日記がページ検索に引っかかりましたよ。前は出なかったのに!それで、前から一番上をキープしている「桃色プラ子」なるページを恐る恐る覗いてみたら、13歳のかわいい女の子のイラストが一枚あるだけだった。13歳・・・かわいい女の子・・・ たぶん、これを見たらすぐに検索してみる人が300人ぐらいいるにちがいない。ふん。私は逃げも隠れもしない41歳だぜ。まいったか。わっはっは。わ〜〜っはっはっは   ・・・ し〜ん。

意外にも多くの方々に読んで頂いてありがとうございます。なかなか真面目な仕事の話ができず、どういうわけだか、初回を除いて最も読まれたプラ子も11月18日(第19回目)でした。本文よりおまけの方が長いという変な日記ですが、みなさん宝くじが当たったときのことが相当気になるのでしょうか? 当たる気満々ですね! 
もう3億いっとくか。」そういいながら、宝くじをもう一回買うおじさんが私の回りにもおりますよ。あなたもどう?いっときます?(笑)

さて、間が開いてしまいすみません。

作戦1 ガレージキット ノ ヒミツコウジョウ ニ センニュウ セヨ のつづき


      8「で、プラ子は心を決めて振り返ったわけですな。」      「そうでしたな。」 



「あの〜 静岡クリエイトですが、杉本さんいらっしゃいますか?」

「は?」

大きくて熊さんみたいな男性がひょっこり顔をだした。やばい、通じてないか?急に怯んでまた帰りたくなるが、もう少し頑張る。

「あの〜 モデラーズフリマの・・・」

「あ〜〜はいはいはいはいはいはいはい♪」 にこっ

あぁ、よかった。通じた通じた、笑ってくれた〜。

自己紹介をして、ご出展申込のお礼を述べ、ウナギパイを渡し、取り敢えずは潜入成功。恐る恐る写真撮影の許可を頂けないかと尋ねると・・・

「あ〜どぞどぞ、どんどん撮ってええよ〜!」

ちっともヒミツコウジョウではなかった。でも、床も机もすごいことになっていて、まさにガレキの山!いかにも地下の秘密工場のたたずまいだ。(ビルの2階だけど) 調子に乗って内部に入ったものの、撮るべきものが何かよくわからず、結局、潜入のはずが見学会のように撮影角度等ご指導頂きながらシャッターを押した。

ホビーショップマムート(フリマでの屋号は「パンツァーワークス」)の熊さんみたいな杉本さんと、いかにも職人風の原さんは、とても気さくに応対してくださり、私の最初の緊張はどこへやら。フリマに向けて新しい商品も作って下さるとのこと!やったぁ〜やったぁ〜! 店内のお客さんとも歓談、写真も撮らせて頂いた。


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熊さんみたいな杉本さん           手前 原さん(の頭) 向こうは吉岡さん  右は杉本さん       職人、原さんの丁寧な手作業

  

ね、すごいでしょ。 なにがすごいって、とにかくすごい。

                                                                                                                              先着4名の常連さん 



その日はこの店の常連さんでもある模型クラブの忘年会で、その集合場所でもあったわけだ。(この常連さんの中にもフリマに出展して下さる方々がいらっしゃるのだ) お客さん同士の模型談義が耳に入ってくる。なんのことだかさっぱりわからないが熱い会話だった。いろいろな部品を交換しているらしく「モデラーは恩をゴミで返すといいますが、」という前置きに思わず笑った。

「今夜の忘年会は、そうそうたるメンバーやから、ええ取材になると思うで〜ほんまに」

そうそうたるメンバー・・・とな? 取材とな? 怖いモノ見たさとでもいうべきか。 数分後、幹事さんに飛び入り1名の連絡が行き、忘年会の席が追加された。(突然ほんとにすみません)

店においてあったアーマーのバックナンバーを読んでいると、お客さんの一人が今月号のアーマーをめくり、店の原さんの作品を教えてくれた。1月号の110頁。112頁には顔写真も!おぉ!やるねぇ原さん!「プラモ屋なのにこのキットを別のプラモ屋まで買いにいってんだよ」と回りの人たちが楽しそうに笑った。

その中にプロモデラーの吉岡さんもいた。わ〜い、名刺ちょうだい。(すみません!ミーハーで)  話に加わったり、アーマーを読んでる間に忘年会へ行く時間になってしまった。数時間あったはずなのに時間が経つのが速かった。

静岡は晴天だったが、大阪は小雨。 杉本さんが傘を貸してくれたのに、勢いよく開いたとたん、バキッと壊してしまった。相手は戦車隊だ、行くとなったら目をつぶってでも突撃するしかあるまい!と、気合いを入れすぎたんでしょうか。 (自分の図々しさにも目をつぶるのだ、この際。) 


大阪浪速の繁華街、華やかな夜のネオンの下で、人の波にもまれながら、ゴム動力プラ子進軍中。

    プルプルプルプルプル・・・・

次号へ続く。