ゴム動力 プラ子の日記  〜 第35回め〜  

 

平成16年

12月17日(金)  

東京の電車に乗り慣れない人間はきっとたくさんの表示にみんな目を回しているにちがいない。私もそうだった。そんななか、東京駅で新幹線を降りると、「地下鉄」という表示を見つけた。急いでいるときは東京の場合は地下鉄が速いよ、と友人に言われていたので、私はその表示に従って、地下のなにもない通路を歩いた。一生懸命歩いた。が、地下鉄乗り場は遠かった。回りの人は慣れている風に早足で無言だ。この先に表示通りの地下鉄のりばがあるのだろうか?などとは、誰にも聞けない。

やっと乗り場(ホームというのだ)に着き、地下鉄に乗って、汗をぬぐった。発車して、そして・・・驚愕のアナウンスが流れた。「次は東京〜〜東京〜〜」

ぐほっ。東京駅から乗って、どうして東京に着くのだろうか???本当に東京はよくわからない。

自動改札も意地悪だ。私を捕獲するのはいい加減に止めてもらいたい。なにが原因かわからないから、自動改札をみると、毎回血圧が上がる。なるべく後ろに人が来ないようにタイミングをずらし、息を止めて切符を入れ、そして運命の扉よ、閉まってくれるなと願うのだ。

捕獲すると都会の駅員さんは、自動改札でひっかるやつは都会のキマリを分かってないヤツだと決めつけたようなまなざしで、私にこういった。「あんた、この切符でよくここまでこれたねぇ?」 ふん。別に忍び込んだわけではないわい。

でも、お気づきだろうか。「私もそうだった」と過去形になっていることを。ふっふっふっ 私はこのところ捕獲されるようなヘマをしなくなったのだ。いまだに息は止めるけど、都会人のフリをして、足早に自動改札を抜けることができる。しかも、なんと、東京駅で「都会のキマリを分かってない人」から、電車の乗り方を尋ねられたりもするほどの出世だ。エスカレーターだって自然に左に立っちゃうのだ。最も苦手だった秋葉原の電気街だって、くらくらせずに歩けるようになった。迷うことも多いけれど・・・、くらくらしなければ上等だ。美味しいウナギ屋さんだって知っているのだ。

その秋葉原で、日曜日にナニワンミリテールin秋葉原 というイベントがあるらしい。先日のマムートさんが出ているということは、この前秘密工場に整然と並んでいた塗りかけくんたちの出陣かな?(わかんないけど) 1/144に興味のある方はどうぞ。

週末のおまけ。

フリマで、ウルトラライトプレーンの実機が展示されることに。値札も一応付けるそうですよ。買いたい人は今からお金を貯めておこう!
空飛びたいな〜。実は子供の頃、空を飛びたくて、思いきって両手を広げ、階段の上から飛び降りたことがあるんだけど。飛んでみた感想は・・・「痛かったです」

 
視力がここまで悪くなければ航空自衛隊に入りたかった。そんなことを一時期考えていたけれど、すっかり忘れてたな。 夏の夜、こっそり、脇道のない県立美術館の長い坂の上まで電動アシスト自転車で登り、頂上から両足を広げてノンブレーキで駆け下りる。きゃほっほ〜〜♪ ・・・そのぐらいのことでお茶を濁すプラ子でありました。年甲斐もなく。

さてさて、家に帰りますか。