ゴム動力 プラ子の日記  〜 第94回め 〜  

 

平成17年6月17日(金曜日)

最近書いたことを忘れるというか、過去の日記を読んで、あぁ、こんなこと書いたのか〜と、自分でも新鮮だったりするので恐ろしい。

そんわけで「なんちゃってデータベース」なるものを作ってみた。もちろん私専用で公開はしてないよ。要するに今までの日記のテキストを全部一太郎の一つの文書にコピペして、改行や空白を全て一括で詰めただけなのだけれど。これがあれば、とりあえず文字で「検索」できるから、どこに書いたっけ?というときにも便利だ。

一頁の設定を50文字、40行にしたら、78頁と6行あった。数回の「プラモ星人様」のご投稿を抜かしても、15万文字は書いてるらしい。ひょ〜。400字詰原稿用紙で375枚以上か〜。継続はチカラなり、って私には縁がない言葉だと思っていたけれど、夏休みの本の感想文は「あとがき」を写すだけ、日記といえば三日坊主だった私が?と思えば驚異的だ。好きでやってるだけだから、だれもご褒美をくれないが、これはすごいのだ。はっはっは。

で、なんちゃってデータベースの話に戻る。

なぜここしばらく危機感を感じつつそのままにしておいたのに、「今日」それを作ったのかというと、「蟻」が原因なのだ。


出だしはまったく蟻に関係ない。つい先日のこと、業界の方々と4人で飲みに行った。先に店に到着して高田屋の個室に入った私は、あまりにもお腹が減っていた。気分が悪いほど、からっぽの空腹だ。お酒に弱い私は空腹にアルコールが入るとテキメンにめまいがしてしまうので、メンバーが揃う前に、「おむすび」を注文することにした。

「一番最初におむすび持って来ちゃっていいんですか?」と、目を丸くした店員さん。みんなが来る前にこっそり食べるのだと説明した。

そして、パクッとおむすびに食いついた(まさにこんな感じ)ところに、「遅れました〜」とご到着。ぐはっ!

ビールの話から始まって、なぜか話題はシーモンキーに。

ツボに入って爆笑のお2人。意味わかんなかったのがお1人。

「なんと、キ、キミは、シーモンキーを知らないか〜!若いなぁ〜。」

そんなこんなで、わいわいと、食べて、しゃべって、めまいを起こすこともなく楽しい気分で家に帰ったわけなんだけど。



その夜、ふとシーモンキーのことを思い出した。

大事に育てていたのに、ある日、勉強机の上にひっくり返してしまい、どうしていいか分からず怖くなってそのままひからびるまで放っておいた・・・そんなちょっと苦い思い出がよみがえってきた。

ついついシーモンキーと、検索してみたら、まだあるのね。でも、当時のパッケージのイラストのように、本物のシーモンキーは人なつっこく笑ったりしないし、光によってくるがそれ以上のことはしない。

もし今、飼育するなら、シーモンキーより蟻だ。形はよく見ると怖いが、彼らにはドラマがある、人情がある。

以前、蟻の飼育セットを1号が買ったときは、家族総出で公園に蟻の巣を堀に行った。女王蟻を捕まえなくては、蟻の巣セットの意味がないからね。かなり苦労した覚えがある。すごい勢いで逃げ回るのだ。あたりまえだけど。

その後の蟻の巣は圧巻だった。一斉に働きだし、あっという間に絵に描いたような巣が出来上がった。そして女王蟻は卵を産んだ。

毎日並んでエサを運び、少しでも容器が揺れれば、卵番たちがそれぞれ卵を抱え飛び出てきて右往左往、必至で安全な場所を探す・・・しかも相談をするのだ。うっかり砂を乾燥させてしまったときに水を一滴落としてやれば、それを口に含んだ蟻がまっしぐらに女王蟻の所に行き口移しで飲ませる・・・涙無くしては語れないほど彼らは健気だということを知った。

だから私は蟻の巣ころりを使わない決心をした。えさと間違えて殺虫剤を巣に運ぶときの彼らの楽しげな鼻歌が聞こえるようで辛いのだ。電化製品でもなんでもそうだが、小型化するのは大変なのに、あんなに小さい蟻、ホントに良くできているな〜、って思う。




今朝のこと。学校で注文を取った夏休みの自由研究セット、2号が、

「蟻の巣セットにしたよ!」と嬉しそうに言った。「だから蟻を捕りに行こう!」

あのときと同じように巣を観察したときの感動を2号にも味あわせたいが、夏の公園、強い日差しの下、巣を崩壊させられた蟻たちのオロオロする様子が目に焼き付いて、どうもだめだ。

売ってないかな、女王蟻。。。

検索したら、スペースシャトルにも載った最新版の蟻の巣観察セットがあった。綺麗だ。

私は蟻を触るのは苦手だけれど、蟻の話は大好きで、蟻を贔屓している。あちこちで褒めちぎっている。

だから、もしかしたら、もうすでに蟻の話をココでしたのではないだろうか? そう思って読み返すも、なかなか探せない。

何しろ90話以上あるし、各話見出しだけでは判断できないほど話が飛んでいる。 ・・・というわけで、なんちゃってデータベース。


作って検索したら、「蟻」はありませんでした。ほんとかなぁ〜?

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