ゴム動力 プラ子の日記  〜 第176回 〜

平成19年 5月28日(月)  プラ子、宮嶋さんに会いに行く  妄想はふくらむばかり の巻 

ミニフリマではたくさんのご来場ありがとうございました。

私は3,4,5月とイベントが続いていたので、ほんのちょっと、ほっと一息ついているところです。

ビリーズブートキャンプのその後、初日12分、2日目20分頑張ったけど、気持ち悪くなるほど息が切れて1日分のノルマ55分は遠かった・・・。あと3本もあるのに、まだ1巻目のストレッチもろくに終わらない情けなさであるが、なんと!我が家の利口な体重計によると、体重はあまり変わらないものの、購入以来「燃えにくい」と表示されつづけてきた「基礎代謝」がたった2回、合計32分しかやってないにもかかわらず、急に数字があがり、「普通」に変わったのだ!!!

これからいわゆる「体脂肪が燃えやすい」体になっていくのね?・・・先は明るい! ビリーありがとう。 

・・・・でも、しばし休憩ね。(笑)  

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で、今日の本題。

宮嶋さんと聞いて、あぁ、あの?と思う方も多いかもしれない。

「不肖宮嶋」でお馴染み、戦場カメラマンの宮嶋茂樹さん、私はその宮嶋さんのファンである。 

たとえば、著書を全部読んだとか写真はすべて見たとか、宮嶋さんのことなら何でも知っている、とか・・・そういこうことはまったくなくて、以前、おそれおおくも田宮社長様から「これ、面白いよ」と直々に頂いた本が、この宮嶋さんの著書だったのがきっかけ。その一冊でなぜ?と思われるかもしれないけど、なぜもなにもない。「ファン」なのだ。 個人的な情報は一切しらない。ただ、宮嶋さんがプラモデル大好き、ってことは知っている。 だから、もしかしたら、ミニフリマに来てくださるんじゃないかと、きょろきょろしたりもした。

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なんというかその・・・一言で言うと、女心の底をくすぐられてしまった・・・ってことか。



世の中では、男女平等、雇用均等、男性の育休等、女性にとっても少しずつ環境は改善され、私も働く女性の一人として、それはありがたいこと。仕事は続けたい・・・そういう女性はこれからも増えるに違いない。私もだ。

でも、ハードルは高い。「俺は仕事で疲れている」「あら私だって仕事で疲れている」・・・現実には、こんなことでトゲトゲした家庭も多いはず。なんでもかんでも家のことは奥さんがやればいいのだ、という態度は、奥さんの機嫌が悪くなるばかり。不満が募ればろくなことがないが、では、奥さんにやらせればよいとおもっていた旦那さんがそれを渋々分担しても、これも旦那さんに不満が募るばかり。一番いいのは、男も女も、何の苦もなく、当たり前に家事ができることではないだろうか。そう思って1号2号には家事を手伝ってもらうようにしている。

「男は外、女は家を守ましょう」などと言ったら、今時、非難されるばかりだろう。 女性なんとか団体に。 それから私にも。(笑)

ところが。

その思いの、もう一段深い部分では、男女の差を認識している。 私なりに。

なぜ、男と女の二種類が必要なのか。そして、なぜ、男のほうが力があるようにできているのか。・・・。 それは無駄なことではないはずだ。

「いきもの」としてのオスとメスの違いの必然を思うとき、ヒト科としては、男は外で狩りをし、戦い、女を守る。女は男を待ちながら、その疲れを癒せるようにいろいろ整える、そういう原始時代からの男女の違いをふまえたシンプルな暮らしが向いているのではないだろうか・・・と、私は根底で思いつづけていた。

現実には、生活は多様化し、そのようなわけにもいかないわけだけど、なぜか、宮嶋さんの著書を読むと、そんな原始時代のような純な気持ちで女として男の帰りを待ちたくなる。深いところにあった気持ちが目覚め妄想が思いっきり膨らんでしまうのだ。



たとえば、こうだ。

・・・・私を知る人は笑うだろうけど、ここは笑わずに10行ほど、つきあってほしい。   


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戦場へ赴く朝、 地面が朝露でまだ湿っている。

「あとのことは心配しないでね」と笑顔で手を振り、

カメラを担いだ後ろ姿を見えなくなるまで見送る。

帰ってきたらこれをしてあげよう、あれをしてあげようと思いながら

ひたすら無事を祈り、瀬戸内海に面した静かな街で

早寝早起きで正しく大人しく慎ましやかに、そして人に優しく過ごす。

時々空を見上げたりする。 手書きの葉書を書いてみたりもする。

そして無事に帰ってきたら、あれこれ現地の話を聞きながら、

身の回りのことを全部やってあげて、おいしい物を作って、笑って、

たまに少しわがままを言ったりする。


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きゃぁ〜 あぁ、なんだか、どこかの日本酒のコマーシャルの女優さんみたいじゃないか・・・ うっとり        

    8「おいおい・・・」   

なんでもかんでもやってあげること、そうしてあげたくなること、それが本当の、私の理想なんだと気づかせてくれたのが宮嶋さんだ。いつもは男らしい(?)と定評のある私も、なんとなく、この方といれば女っぽくなれるような気がしてくるから不思議。おそるべき思いこみだ。(笑) 


どうして?それは戦場カメラマンという死と隣り合わせの過酷な仕事も十分関係していると思う。私の思う「外で戦う男」のイメージにピタッとはまっているのだ。それだけじゃない。文章から垣間見える厳しさと人なつっこさのギャップが魅力的なのだと思う。 実際は会ったことがないのだから、やっぱり文章の上手さが、ご本人の魅力を十分引き出していて、その上、わたくしめの直感と、この豊かな(?)想像力が加わって・・・あ、思いこみも含めて、妄想が膨らむにいたっているわけだ。 

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なのになのに。

先日の「「情熱大陸」に宮嶋さんが出られたのを見て、その夜うきうきその話をしていたら、

「この前のパーティーに宮嶋さんもいらしてたよね、・・・・あれ?気づかなかったの?」

「・・・・え?」

なんと私、そのときは「著者近影」程度の小さな写真しかみたことがなかったので、本物の生ものの宮嶋さんと同じパーティーに出席しておきながら、ご本人がいらっしゃることに気づかなかったのだ。いや、いらしている可能性などみじんも考えていなかった。友人の撮ったパーティー会場の写真をあとから見せてもらい、宮嶋さんの「頭」を確認、あとで地団駄を踏んだ。 といっても、もしわかっていたとして、話かけることなどできなかっただろうけど・・・ぐすん。 



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でね、

先日、もう何ヶ月か前の話だけれど、宮嶋さんのHPを見ていたら、面白いコンサートの案内が。

戦士映画音楽のクラシックコンサート 男たちへ 」 文字通り、戦争映画のテーマ曲をフル・オーケストラで演奏。魅力的なタイトルばかり。

しかも、宮嶋さんのプレトーク付き!おぉ!!! 軍装での来場もOK!?しかもプロが撮影してくれるって!? へ〜〜〜〜!

すぐにM3(さてどなたかしらん?)にプライベートのお誘いのメールを出し、4枚分の予約も完了。ずっと前から楽しみにしていた私であるが1枚9千円のチケットが、先日合同展で、参加者に格安で提供されているのを知り、ちょっとショックを受け、以後、小石をみればけっ飛ばしている。

そのコンサートが明日に迫った。 もう心うきうき♪

宮嶋さんのプレトークかぁ・・・ 楽しみだなぁ〜  「プラ子、宮嶋さんに会いに行く」、などと書いても、ほんとは見るだけなんだけど、まぁ、会いに行く、という気持ちなので、よしとしてくだされ。

ちなみに、こんなことを書いているのも、ご本人がネットを見ないという情報を得ているからこそで、私はよくバツイチと思われるけど実はこれでも一応人妻だし、あと1ヶ月で44歳だし、やっぱり、ここまで書いたけど、かっこわるいから没にしようかと思いつつ、でも、まぁ、どうにかなるわけでもないし、要するにファンなんだから、いいじゃん、えいやっ!とアップしてしまう今日この頃、皆様いかがおすごしですか? (きっこさん風) 

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